03_写真等で記録

03_写真・動画で記録|雨漏り被害を正しく残す撮影のポイント

furuhiro

修理・保険対応に備えた記録の方法

なぜ記録が重要なのか

雨漏りが発生した際には、修理依頼や火災保険申請のために「被害状況を記録しておくこと」がとても重要です。写真や動画による記録は、時間や被害の様子を客観的に証明できるため、トラブル回避にもつながります。

撮影の基本順序

  1. 建物全体の外観 : 家全体や被害箇所の位置が分かるように撮影
  2. 室内の被害状況 : 天井・壁のシミ、水滴、濡れた床など
  3. 応急処置の様子 : バケツや雑巾、ブルーシートでの対処の様子など
  4. 外部の状況   : 屋根・外壁・飛来物など(安全な範囲で)
この順番で撮影すると、被害の全体像から詳細、対応内容までが一貫して伝わるため、保険申請や業者への説明にも有効です。

撮影のコツ

  • 雨が降っている状態で漏れている様子を動画で記録すると有効
  • 近くからの写真(近景)と、全体が分かる写真(遠景)の両方を撮影
  • スマホで撮る場合は、日付表示をオンにすると証拠力が高まる
  • 自然災害が原因の場合は、天気アプリのスクリーンショットも保存

保存と整理のすすめ

スマートフォンでの撮影でもまったく問題ありません。記録した写真や動画は、GoogleフォトやiCloudなどのクラウドに保存しておくと安心です。また、被害日時や場所ごとにフォルダ分けしておくと、修理業者や保険会社への提示がスムーズになります。

まとめ

雨漏りの被害状況は、「建物全体 → 被害箇所の詳細 → 応急処置 → 外部」の順で記録するのが効果的です。撮影された写真・動画は、工事や保険手続きの上で非常に重要な証拠となります。面倒に思えても、あとからの安心につながるので、丁寧に記録を残しましょう。
雨漏り初期対応のポイント
雨漏り発生時は、
  • 01_安全の確保
  • 02_応急処置
  • 03_写真・動画の記録
をできる範囲で並行して行うことが理想です。すべてを完璧に行う必要はありません。順序にこだわりすぎず、可能な対応から着手しましょう。

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一級建築士
■ 建築士が運営する雨漏り専門ブログ
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