02_応急処置

02_応急処置|ブルーシートで行う雨漏り対策の基本

furuhiro

屋内・屋外での対処法と注意点

可能な範囲で行うこと

雨漏りが続くと、壁や天井だけでなく建物の構造材にも影響が出る可能性があります。被害を防ぐため、手が届く範囲でブルーシートを使って応急的に覆いましょう。ただし、安全が最優先です。強風や豪雨の中での作業は絶対に避けてください。

屋内でのブルーシート養生

  • 漏水箇所の真下にブルーシートを広げ、床を保護する
  • 周囲の家具や家電が濡れないよう、覆って養生する
  • ブルーシートの上にバケツや洗面器を置き、雨水を受けられるようにする
  • シートの縁を少し立ち上げると、水が周囲に流れるのを防げる

屋外でのブルーシート養生

  • 漏水原因が屋根だと推定される場合、雨の侵入口をブルーシートで覆う
  • シートの端を瓦や重しでしっかり固定し、風で飛ばされないようにする
  • ロープやガムテープで追加補強を行うと、固定力が高まる
  • 排水経路を塞ぎすぎない(逆流に注意)
屋外作業時の注意点
  • 強風・豪雨・高所での作業は厳禁
  • 濡れた屋根は非常に滑りやすく、転落や感電の危険がある
  • 少しでも危険を感じたら、無理をせず専門業者に依頼

応急処置のポイント

室内で水を受けるだけでなく、屋外からの侵入を防ぐことで再漏水のリスクを減らすことができます。応急処置が完了したら、雨が止んだタイミングで状態を確認し、専門業者に診断を依頼してください。

まとめ

ブルーシートによる養生は、雨漏り被害の拡大を抑える有効な手段です。しかしながら、安全を最優先にし、危険がある場合は必ず専門家に任せましょう。早期の応急処置が、後の修理負担を大きく軽減してくれます。
雨漏り初期対応のポイント
雨漏り発生時は、
  • 01_安全の確保
  • 02_応急処置
  • 03_写真・動画の記録
をできる範囲で並行して行うことが理想です。すべてを完璧に行う必要はありません。順序にこだわりすぎず、可能な対応から着手しましょう。

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一級建築士
■ 建築士が運営する雨漏り専門ブログ
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