06_工事業者を決定|契約前に必ず確認したいポイント

furuhiro
「この業者に決めた」と思っても、すぐに契約してはいけない
契約前に必ず確認すべきポイント
雨漏りの原因が特定され、修理の見積を数社から取り寄せて「ここにお願いしよう」と業者を決めたとしても、すぐに契約してはいけません。契約前に以下を確認し、納得してからサインをしましょう。
見積書にない項目を現場で確認
見積書には工事内容や金額が記載されていますが、以下のような重要な情報が漏れていることもあります。
- 足場の位置や設置方法(玄関や隣家への影響)
- 工事工程の順序と日数
- 保証の有無と範囲
- 工事後の報告書・検査・試験結果(散水試験など)
見積書の内容を確認するだけでなく、必ず「現場」で業者と一緒に説明を受けましょう。書面に書かれていないことは口頭で確認し、できればメモか写真を残しておくと安心です。
工程ごとの確認ポイント
工事の流れに沿って、以下のポイントをチェックしておくと安心です。
足場設置(仮設工事)
- 玄関や駐車場を塞がないか
- 隣地境界を越えないか(越える場合は隣人と調整が必要)
工事日程
- 工期・作業人数の確認
- 雨や台風で延びることもあるため予備日も含めて確認
- 工事が長期にわたる場合、工程表はあるか
部分的な修理で短期間の場合、工程表が作られないこともありますが、確認を求めてマイナスになることはありません。疑問点は遠慮せず質問しましょう。
工事後の対応
- 修繕箇所の確認方法(散水試験など)
- 報告書・保証書の有無
納得してから契約を
すべての説明を受け、内容に納得したうえで契約を行いましょう。契約書にサインをする前に、不明点や曖昧な点をそのままにしないことが大切です。
まとめ
雨漏り修理の契約は、見積や説明内容に納得してから進めることが大切です。工事の範囲や保証の有無、日程や足場設置など、書面にない内容ほど現場での確認が重要になります。不明点を残したまま契約してしまうと、後々のトラブルにつながる可能性もあります。説明を受けた内容はメモや写真で記録し、すべてを把握したうえで契約書にサインするようにしましょう。
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